キャスティングルール(1997年度版)
第1種 フライ正確度競技
ロッド 片手投げで長さ3m以下のもの。ガイドは一般的なものがついていること。
(インターライン構造は不可)
リール 標準的なフライリールで自作のものも使用可。使用するライン、リーダー及び
バッキングを全て巻き込めること。またバッキングラインはスプールに結ばれ
ていること。
注:市販されているラインスプールをフライリールとして、そのまま流用
されてしまうことを防ぐためかと思われます。
競技中はロッドに固定されていること。
ライン 標準的なライン、または同等のもので、全長13.50m以上のもの。
ラインはつなぎ合わせてあってもかまわない。ただし素材・色が同じものに
限る。またその長さはロッドの長さを越えていてはならない。
ラインに距離をはかるために印をつけてはならない。
金属が入っている、または似たような内部構造のものは使用できない。
重量を増すような処理をしてはならない。
バッキングラインには制限がない。
リーダー 全長1.80m以上で、太さに制限はない。
フライ フックサイズ10番でハックルの直径が16〜20mmのドライフライを使用する。
フライの色は、ハックルとテールが、白・黄・赤とする。
フライをトリミングするなどの加工をしてはならない。
(協会の登録競技会で使用するフライは、すべて協会の公認フライに限る)
フライの数に制限はない。
投てき台 全ての競技は、投てき台の上から行う。
大きさは、縦1.50m以上、横1.20m以上、高さ0.50m以上とする。
ターゲット プラスチックまたは金属で作られた直径0.6mで、周囲に高さ3cmのヘリがある
円盤型を5個使用する。色は黒・緑・青・茶とする。
ターゲットには水をいっぱいに満たす。
コート No1のターゲットは、投てき台の最も左側、投てき台上部の中央のヘリから
8mの距離に置く。No5のターゲットは最も右側に置き、投てき台上部の中央の
ヘリから13mの距離に置く。No2.3.4のターゲットは、No1とNo5のターゲット
の中心を結ぶ直線上に置き、No3のターゲットが投てき台中央の正面にくるよう
にする。ターゲット間の距離は中心から中心までが1.80mとする。
ドライフライラウンド
競技者は投てき台に上がり、フライを手に持ちロッドと同じ長さのフライラインを
持ち待機する(ロッドの長さ以上のフライラインをリールから出していては
いけない)。リーダーは長さに含まれない。
ドライフライラウンドはそれぞれのターゲットに次の順番でキャストする。
3-1-4-2-5-3-1-4-2-5
それぞれのターゲットを狙う際、少なくとも1回のフォルスキャストをを
しなければならない。10投全ての試技は連続して行う。ラインの長さの調節は
フォルスキャスト中、ロッドが動いているときにしかすることができない。
規則に違反したラインの調節をした場合は、次の試技のスコアが0になる。
ウエットフライラウンド
ドライフライラウンド終了後、競技者はラインをNo1の的の長さまで手繰ること
からウエットラウンドがはじまる。競技者は次の順に連続してキャストする。
1-2-3-4-5-1-2-3-4-5
No5からNo1に移るときはラインを手繰ることができるが、フォルスキャストは
試技の最中には、一切することはできない。
キャスティング
ルールに反するキャスティング(何度も何度もリーダーやフライラインが地面
をたたくような行為「日本でいうところのチック」)している競技者は警告を
うける。その後も同じ行為がなされている場合は、その競技者のスコアはゼロ
となる。
グランドコンディションが良くない場合、ウエットラウンド時にそれが原因で
生じたミスキャスト、競技者の申告があった場合、国際審判員の判断により、
再キャストが認められる場合がある。
制限時間 5分30秒以内に全ての試技を終えること。
制限時間は競技者の準備が完了し、主審が開始の合図をしたときから計り始める。
得点 それぞれのターゲットのヒットは5点。満点は100点。ヘリの上に当たった場
合もヒットとする。
その他 競技者はドライラウンド・ウエットラウンドいずれの場合も、少なくとも片足
が投てき台の前側の縁に接するように立ったまま試技をしなければならない。
第2種目 フライ片手投げ距離競技
ロッド ロッドの全長が3.00m以下のもの
リール どんなリールでもよい。リールはロッドに固定されていて、ラインはリールに
結ばれていること。リールにはバッキングライン・フライライン・リーダーの
全てが巻き込めること。
ライン どんなフライラインでもよい。つないであってもかまわない。金属・金属に類
するようなものがコアになっているものは使用できない。
男子&少年 全長15.00m以上 重量は38g以下
女子&少女 全長13.50m以上 重量は34g以下
リーダー 全長1.80m以上、3.00m以下。
フライ フックサイズ10番でハックルの直径が16〜20mmのドライフライを使用する。
フライの色は、ハックルとテールが、白・黄・赤とする。
フライをトリミングするなどの加工をしてはならない。
(協会の登録競技会で使用するフライは、すべて協会の公認フライに限る)
フライの数に制限はない。
投てき台 全ての競技は、投てき台の上から行う。
大きさは、縦1.5m以上、横1.2cm以上、高さ0.5cm以上とする。
コート 投てき台の中心から垂直方向100mの地点で50mの幅があるV字コート。
制限時間 6分間。
背源時間は競技者の準備が完了し、主審が開始の合図をしたときから計り始める。
スコア 最長の距離は第2種目の順位を決め、2つの最長の着地地点の合計は総合種目の
スコアとなる。1.00mを1点と換算する。
その他 競技者は前の競技者が試技中に、ラインをコートの外側に引き出しておか
ねばならない。
第3種 スピニング正確度アレンバーグ競技
ロッド 片手投げで、全長が1.37m以上2.50m以下のもので、トップガイドを含め少なくとも
4個のガイドがついていること。ガイドの大きさは、トップガイドは内径10mm以下で、
その他のガイドは内径50mm以下。グリップ部分はロッドの全長の1/4を越えてはならない。
リール オープンフェイスのスピニングリールで、スプールは通常のもの又は同等品。
ギアの改造は可。
ライン レベルライン(全ての部分で同一直径のもの)で、20m以上スプールに巻いてあること。
プラグ 7.5gの白い涙滴型のプラスチックプラグ。
コート 緑色の正方形の布または板に、2cm幅の白線で直径が、0.75m-1.35m-
1.95m-2.55m-3.15mの5つの同心円を描いたコートを用いる。中心には
直径0.75mの平らな円盤を置く。厚さは10mm以下。色は黒。
5つのステーション(投てき位置)はターゲットを中心に90度の角度内にお
く。No1とNo5のステーションはターゲットの中心とコートの角を結んだ延
長線上におき、それ以外のステーションは、その間に均等の位置に置く。
最長のステーションは真後ろから風を受けるように設置するのが望ましい。
それぞれのステーションには1.00mの長さで10cmの高さのスターティング
ボードをたてる。色は白。距離はそれぞれのステーションの中心からター
ゲットの中心までの距離。ステーションはターゲットに向かって左から右
へと移動するように設置する。
キャスティング
それぞれのステーションからは2回キャストする。競技者はプラグを手に
もって試技を始める。
ステーション1 アンダーハンド振り子投げ 距離10m
ステーション2 ライトハンドサイドキャスト 距離12m
ステーション3 オーバーヘッドキャスト 距離18m
ステーション4 レフトハンドサイドキャスト 距離14m
ステーション5 任意のキャスト 距離16m
(禁止されているキャスト以外のもの)
アンダーハンド振り子投げ
アンダーハンド振り子投げとは、プラグを少なくとも1往復以上振り子運動
させリリースの時にプラグがロッドの先端の位置より下側にあるキャスティ
ングをいう。トップガイドからプラグの結び目間のたらしの長さは、0.50m
以上。どのような姿勢で投げてもよい。
ライトハンドサイドキャスト
ライトハンドサイドキャストとは競技者の体の中心とターゲットの中心を結
ぶ線の右側でロッドを振るキャスティングをいう(右側で振るということは、
ロッドティップだけでなく、ロッドを握る手が体の右側になくてはならない
ということである)。プラグをリリースするまで、ロッドの先端はグリップ
の位置よりも上に上がってはいけない。ロッドがスターティングボードの前
にあっても後ろにあっても、どちらでもかまわない。たらしの長さは0.40m
以下。プラグを地面につけて投げた場合、その試技は無効となり、スコアは
ゼロとなる。
オーバーヘッドキャスト
オーバーヘッドキャストとは、リリースの直前にロッドの先端が競技者の頭
の高さより上を通るキャスティングをいう。ロッドは地面に対して水平面と
垂直面の間でキャストする。ロッドのたらしの長さに制限はない。競技者の
姿勢にも制限はない。
レフトハンドサイドキャスト
レフトハンドサイドキャストとは競技者の体の中心とターゲットの中心を結
ぶ線の左側でロッドを振るキャスティングをいう(左側で振るということは、
ロッドティップだけでなく、ロッドを握る手が体の左側になくてはならない
ということである)。プラグをリリースするまで、ロッドの先端はグリップ
の位置よりも上に上がってはいけない。ロッドがスターティングボードの前
にあっても後ろにあっても、どちらでもかまわない。たらしの長さは0.40m
以下。プラグを地面につけて投げた場合、その試技は無効となり、スコアは
ゼロとなる。
注)2000年のルール改正により、2001年からはサイドキャストの定義に変更が加え
られる。キャスト前に構えたとき、プラグの位置が少なくとも体から1m以上
離れていることが義務付けられた。日本でも2001年から実施の方向。
制限時間 審判の合図から5分間。ステーション間の移動の時間も含まれる。
得点 ターゲットの中心の円から順に、10点、8点、6点、4点、2点、とする。
満点は100点。
第4種 スピニング正確度競技
ロッド 片手投げで、全長が1.37m以上2.50m以下のもので、トップガイドを含むめ少なくとも
4個のガイドがついていること。ガイドの大きさは、トップガイドは内径10mm以下で、
その他のガイドは内径50mm以下。グリップ部分はロッドの全長の1/4を越えてはならない。
リール オープンフェイスのスピニングリールで、スプールは通常のもの又は同等品。
ギアの改造は可。
ライン レベルライン(全ての部分で同一直径のもの)で、20m以上スプールに巻いてあること。
プラグ 7.5gの白い涙滴型のプラスチックプラグ。
ターゲット 5つの傾斜した直径0.76mの円盤を使用する。厚さは10mm以内。黄色。
競技者から見て前方5cm、後方17cmずつ地面から上げて傾斜をつける。
コート 5つのステーション(投てき位置)を定める。最も左側が短く、ステーションの中央から
的の中心までの距離を10mとし、最も右側のステーションは的の中心までの距離を18mとする。
No2.3.4の的はNo1とNo5の間に均等におかれる。スタートボードは幅1mで高さが10cmの
白い板を使う(3種と同じ)。
的はスタートボードの中央から垂直にでた直線上に中心がくるように設定され、
スタートボード間の距離は中央から中央まで1.50mとする。
キャスティング
5つのステーションからはそれぞれのターゲットを狙い、2投ずつ試技を行う。
競技者はそれを2回繰り返す。合計20投。キャスティングの方法は自由。
カタパルトキャストは禁止。
制限時間 審判員の合図から8分間、これにはステーションの移動の時間も含まれる。
スコア 全てのヒットは5点。満点は100点。
第5種 スピニング片手投げ距離競技
ロッド 片手投げで、全長が1.37m以上2.50m以下のもので、トップガイドを含む
4個のガイドがついていること。ガイドの大きさは、トップガイドは内径10mm
以下で、その他のガイドは内径50mm以下。グリップ部分はロッドの全長の1/4を
越えてはならない。
リール オープンフェイスのスピニングリールで、スプールは通常のもの又は同等品。
ギアの改造は可。
ライン 直径0.18mm以上。全長にわたって同一直径であること。リーダーの使用は不可。
プラグ 7.5gの白い涙滴型のプラスチックプラグ。
コート 投てき台の中心から垂直方向100mの地点で50mの幅があるV字コート。
スタートボードは1.50mの長さで10cmの高さがある白い板を用いる。
キャスティング
競技者はそれぞれ3投する。それぞれ決められた順番でキャストする。
タイム それぞれのキャストは、スターターによりコートの準備がOKと判断され
投てきの指示があった後、60秒以内に行わなければならない。
スコア 最長の1投を記録する。総合種目には1m=1.5ポイントと換算する。
その他 競技者は最長5mの助走をすることができる。
第6種 フライ両手投げ距離競技
ロッド 長さは5.20m以内であること。
リール どんなリールでもよい。リールはロッドに固定されていて、ラインはリールに
結ばれていること。リールにはバッキングライン・フライライン・リーダーの
全てが巻き込めること。
ライン どんなラインでもよい。重量は120g以下で、つなぎ合わせてあってもよい。
金属・金属に類するようなものがコアになっているものは使用できない。
全長は15.00m以上であること。
リーダー 全長1.80m以上、5.20m以下。
フライ フックサイズ10番でハックルの直径が16〜20mmのドライフライを使用する。
フライの色は、ハックルとテールが、白・黄・赤とする。
フライをトリミングするなどの加工をしてはならない。
(協会の登録競技会で使用するフライは、すべて協会の公認フライに限る)
フライの数に制限はない。
投てき台 全ての競技は、投てき台の上から行う。
大きさは、縦1.5m以上、横1.2cm以上、高さ0.5cm以上とする。
コート 投てき台の中心から垂直方向100mの地点で50mの幅があるV字コート。
制限時間 7分間。
スコア 最長の距離は第2種目の順位を決め、2つの最長の着地地点の合計は総合
種目のスコアとなる。1.00mを1点と換算する。
その他 競技者は前の競技者が試技中に、ラインをコートの外側に引き出しておか
ねばならない。
第7種 スピニング両手投げ距離競技
ロッド どんなものでも可。
リール オープンフェイスのリールならばどのようなものでも可。
ライン 全長にわたって直径が0.25mm以上のもの。これより細いラインは不可。
ショックリーダーは直径0.35mm以上のものを使うことができる。リーダーの
長さはキャスト時に少なくともスプールに1回転以上巻き付けてあること。
プラグ 18gの白い涙滴型のプラスチックプラグ。
コート 投てき台の中心から垂直方向100mの地点で50mの幅があるV字コート。
スタートボードは1.50mの長さで10cmの高さがある白い板を用いる。
キャスティング
競技者はそれぞれ3投する。それぞれ決められた順番でキャストする。
タイム それぞれのキャストは、スターターによりコートの準備がOKと判断され
投てきの指示があった後、60秒以内に行わなければならない。
スコア 最長の1投を記録する。総合種目には1m=1.5ポイントと換算する。
その他 競技者は最長5mの助走をすることができる。
第8種目 マルチプライヤー正確度競技
ロッド 片手投げならばどんなものでもよい。
リール 標準的なスプールがついた両軸受け(ベイト)リール。
ライン 制限はないが、全長22m以上で同一直径のもの。
プラグ 18gの白い涙滴型のプラスチックプラグ。
ターゲット 5つの傾斜した直径0.76mの円盤を使用する。厚さは10mm以内。黄色。
競技者から見て前方5cm、後方17cmずつ地面から上げて傾斜をつける。
コート 5つのステーション(投てき位置)を定める。最も左側が短く、ステーシ
ョンの中央から的の中心までの距離を12mとし、最も右側のステーション
は的の中心までの距離を20mとする。No2.3.4の的はNo1とNo5の間に均
等におかれる。スタートボードは幅1mで高さが10cmの白い板を使う(3
種と同じ)。的はスタートボードの中央から垂直にでた直線上に中心がくる
ように設定され、スタートボード間の距離は中央から中央まで1.50mとする。
キャスティング
5つのステーションからはそれぞれのターゲットを狙い、2投ずつ試技を
行う。競技者はそれを2回繰り返す。合計20投。キャスティングの方法は
自由。カタパルトキャストは禁止。
制限時間 審判員の合図から10分間、これにはステーションの移動の時間も含まれる。
スコア 全てのヒットは5点。満点は100点。
第9種 マルチプライヤー両手投げ距離競技
ロッド どんなロッドでも可。
リール 標準的なスプールがついた両軸受け(ベイト)リール。
ライン 直径0.25mm以上で全長にわたって同一直径であること。リーダーの使用は禁止。
注)2000年のルール改正で、0.35mm以上のリーダーを使うこととなった。
日本では、2000年5月北陸選手権より実施している。
プラグ 18gの白い涙滴型のプラスチックプラグ。
コート 投てき台の中心から垂直方向100mの地点で50mの幅があるV字コート。
スタートボードは1.50mの長さで10cmの高さがある白い板を用いる。
キャスティング
競技者はそれぞれ3投する。それぞれ決められた順番でキャストする。
タイム それぞれのキャストは、スターターによりコートの準備がOKと判断され
投てきの指示があった後、60秒以内に行わなければならない。
スコア 最長の1投を記録する。総合種目には1m=1.5ポイントと換算する。
その他 競技者は最長5mの助走をすることができる。
競技者は試技を終えた後、2分以内に投てき位置をでなければならない。
それができない場合はスコアがゼロとなる。
第10種 マルチプライヤー片手投げ距離競技(国際大会では廃止)
ロッド 片手で扱えるならどんなものでも可。
リール 両軸受け(ベイト)リールならば、どんなものでも可。
ライン 直径0.25mm以上のライン。ショックリーダーの使用は可。
プラグ 18gの白い涙滴型のプラスチックプラグ。
コート 投てき台の中心から垂直方向100mの地点で50mの幅があるV字コート。
スタートボードは1.50mの長さで10cmの高さがある白い板を用いる。
キャスティング
どのような投法でもよい。
スコア 最長の1投を記録する。総合種目には1m=1.5ポイントと換算する。